小池新都知事の最大の難問 五輪開催費用負担


小池新都知事の最大の難問 五輪開催費用負担

小池新都知事と森五輪組織委員会長


五輪予算検証チーム 3競技会場の大幅見直し提案へ

   小池都知事が設置した東京オリンピック・パラリンピックの予算の妥当性などを検証する調査チームは、29日、1回目の調査結果を公表し、東京都が整備する3つの競技会場について大幅な見直しを小池知事に提案する見通しであることがわかった。

ボートやカヌーの会場となる「海の森水上競技場」については、整備費用が当初の7倍にあたる491億円に膨らんでいることなどを重視し、建設を中止して、宮城県登米市にある長沼ボート場などへの変更を提案する方針としている。

水泳会場の「オリンピックアクアティクスセンター」は観客席など施設の規模を見直し、同じ江東区の「東京辰巳国際水泳場」を改修して代替利用する可能性も検討する。

バレーボール会場として整備される「有明アリーナ」は、大会後の活用方法の見通しが甘いとして、事業全体の見直しを検討するほか、建設を取りやめて東京都以外の既存施設へ変更するも検討する。

3つの競技場は、IOC(国際オリンピック委員会)や国際競技団体の了承を得ており、東京都が建設会社などと契約してすでに作業が始まっている。白紙撤回すると新たに整備計画を作り直すなどの作業が必要で、競技場の整備が五輪開催に間に合うかどうかという問題も浮上する。小池知事は難しい決断に迫られることになりそうだ。

(要約・NHKニュース 読売新聞 スポニチ 9月28日)

早くも険悪! 小池新東京都知事と森五輪組織委員会長

 2020年の東京五輪・パラリンピックの準備経費を巡って、小池百合子新東京都知事と大会組織委員会の森喜朗会長との間で早くも亀裂が生まれている。

小池新都知事は、都知事選挙戦の最中から「「最近では1兆、2兆、3兆と。お豆腐屋さんじゃない。五輪にかかるお金でございます」と」膨張する五輪予算への批判を繰り返した。 五輪予算を精査して、都の負担を見直すとした。“利権追及チーム”を設置して、五輪に係る利権を排除し、内部通報制度も強化して透明化を進めると強調した。

これに対して森喜朗会長は、8月1日、開会式をひかえたブラジル・リオデジャネイロで、記者団から「小池都知事とうまくやる自信はありますか?」と問われ、「小池さん次第ですね。私はボランティアでやっている。奉仕のつもりでやっているわけですから。それをおくみ取りいただけなければ考えは別です」と憮然として答え、早くも険悪な雰囲気が漂い始めている。

とりわけ森喜朗会長が怒っているとされているのは、小池氏の“コンパクト五輪”に関する批判で、当初目指していた選手村から8キロ圏内での開催計画が、組織委の計画変更で運営費が増えたとするもので、森会長は「全く逆。8キロ圏内でやる方がお金がかかる。よく勉強してもらいたい」と注文を付けた。

小池氏と森氏は、“犬猿の仲”とされている。そのきっかけは、2008年、当時小池氏が森派に所属していて、森氏の反対を押し切り自民党総裁選に出馬したことだといわれている。

リオデジャネイロ五輪が終わると、2020東京オリンピック・パラリンピックの開催準備は最終段階に突入する。東京都と五輪組織委員会でバトルをやっている時間はない。




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